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2021年のライブ鑑賞

by realfinelove

昨年突然降りかかった未知の感染症の前に、ライブ開催が大幅に制限された。ライブストリーミングは手探り状態で始まったが、長引くコロナ禍で必要不可欠な手段となり、2年目の今年はLive streamingが日常となった。

生で観るライブのほうが絶対にいいのだが、普段は容易に参加出来ないライブも手頃な値段で鑑賞できるメリットは大きい。ほとんどがインターネットだったが例年よりもたくさん鑑賞できた。そして、このコロナ禍のなかでも一度だけ生のライブにも参加できた。2021年の記憶を残したい。

1月4日 上原ひろみ

ジャズ・ピアニストの巨匠チック・コリアにその才能を認められた上原ひろみのライブを観た。そのチック・コリアは2021年2月9日に癌によって亡くなった。追悼の意をこめてチックコリアと上原ひろみの共演ライブCDを購入して今年の春は聴いてた。Fool On The Hillの二人の演奏が好きだ。

3月30日 Soil & Pimp Sessions

Soil & Pimp Sessionsは今年ジャズのカバーアルバムを発表。そのアルバムの曲を演奏するセッションのライブだった。仕事が終わってオンデマンドで夜観ていたが、もう記憶に残っていない。(ライブ・ストリーミングは手軽だけど、五感で感じる生のライブよりも記憶に残りにくいようだ。)

4月30日 Jazz Auditoria 2021

世界Jazz Dayで無料配信されるJazz Audutoriaを今年も観た。昨年に続いて平原綾香が出演していたが、今年も素敵だった。どこかの空港のロビーでのライブが印象に残る。ハービーハンコックを始め、世界的なアーチストが出演しているのに無料配信の太っ腹。毎年観るよ。

5月1日 斉藤和義  

2021年の4月27日、28日に緊急事態宣言下で中野サンプラザで開催されたライブの配信。ライブが完全にできなかった2020年のツアーのセットリストで演奏された。自宅で東京のライブが鑑賞できる日が来るとは想像していなかった。コロナ禍も悪いことばかりではない。

5月15日 Chara

Charaのライブを観るのは2回目だ。1回目はコロナが蔓延する前、青山のブルーノートで生で観た。今回、HIMIという初めて聞くゲストシンガーが登場。やけに自然で息が合っているなーと思って調べてみると、なんとCharaの息子さんでした! そしてHIMIのオリジナル曲「Allday」を歌っていてこれがまた良くて印象に残った。

8月21日  Fuji Rock 2021

8月はコロナ感染が過去最悪の状況だった。フジロックの有観客での開催は賛否両論あったが、昨年の経験を元に様々な対策が講じられ、実行された。中止するのが一番安全だが、これで生活している人も多くコロナと共存する上で考えて実行したことは英断だったのではないかと感じている。そして有り難かったのはYou tubeで無料配信されていたこと。おかげで自宅にいながら初めてFuji Rockを観ることができた。お目当ての忌野清志郎Rock'n Roll ForeverとAJICOを観ることができてとても良かった。世の中が落ち着いて、海外のミュージシャンも参加出来るようになった時にはいつか現地に参加してみたい。

8月31日 矢野顕子

今年新しいアルバム「音楽はおくりもの」が発表された。Spotifyで聴けるようになったからCDは買わなくなったけど、その代わり配信ライブを観た。バンドメンバーは年末に恒例で開催しているさとがえるコンサートの気心知れたメンバーで息のあった演奏を楽しめた。矢野顕子はピアノ弾き語りのアルバムが良くて、近年では2017年のSoft Landingが一番好きだ。

9月14日 Cure Jazz 

デビュー25周年を迎えたUAが、AJICOに続いてCure Jazzの活動も再開した。本当は今年の1月に開催される予定だったが、コロナの影響で9月まで延期になったが開催されて本当に良かった。菊池成孔とのunitだが、今回のライブではバンドメンバーが若く一新され、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。そしてロックバンドでもジャズ・ヴォーカルでもその才能を遺憾なく発揮するUAに心酔した。個人的には間違いなく今年鑑賞しらライブの中のハイライトだった。出来ることなら、この日のライブ音源をCD化して欲しい。また新しいアルバムを出して欲しいと願う。

9月19日 斉藤和義

2020年4月にコラニー文化ホールで開催される予定だったライブは、コロナの影響をもろに受けて9月に延期された。昨年一年は状況は好転せず、さらに1年延期になりようやく今回の有観客ライブ開催にこぎ着けた。

コロナウイルスが蔓延し入院治療が必要な患者も減らず世間はまだ大手を振ってライブに行ける状況ではなかったが、コロナが拡がる前に購入していた昨年のチケットを大事に持っていたので、人目を忍んでライブ会場に向かった。ツアーはコロナ禍でもこれまでの経験をもとに会場の感染対策は万全になされ実施されていた。また参加者もみなマナーを守っており、マスクをつけて静かにライブを見守っていた。違和感はあったがコロナ禍のなかでのライブを初体験することができた。そして斉藤和義の山梨公演の皆勤賞を継続する事ができて良かった。2021年の大切な記憶の一つだ。

9月26日 矢野顕子

またまた矢野顕子の配信ライブを観た。ここまで手軽に観れると、どんな曲を演奏していたのかすでに記憶がない。来年はウィル・リーとクリス・パーカーとの熟練トリオの生のライブを観に行けるといいな。

11月 AJICO Tour接続 (WOWOW) 

11月だけWOWOWに加入して再結成したAJICOのライブを観た。衛星放送に入っていなくてもオンデマンドでPCで見れるから便利だ。20年前の代表曲、新しい曲、浅井健一のバンドSHERBETSからの曲、UAの曲、どれも生き生きとしていて最高だった。新しい曲では「惑星のベンチ」が好きだ。ラジオ番組で浅井健一がバンドの主導権をとってUAをコントロールしたかったけど、UAは“番長”で無理だった・・というようなエピソードを話していたのが印象に残った。とにかくそれぞれの個性が奇跡的に融合した、最高にカッコイイバンドだ。

11月28日 東京JAZZ

ハービー・ハンコックが今年亡くなった巨匠・チック・コリアの処女航海を演奏。

平原綾香は、この日の2日前に父・まことさんを無くしたばかりだったが、毅然としてこの日のMCをつとめ、その素晴らしい歌唱を聴かせていた。歌手としての魂を感じた。

2021年は、Live Streamingが日常化し、たくさんのライブを鑑賞することができた。

ただ、自宅のPCで鑑賞するのと生のライブで体感するのでは、ライブの感動の記憶の残りかたが全然違うことに気づいた。状況が許す限り、生のライブに行って五感で楽しめる日が戻ることを願っている。

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